睡眠

安眠できる音楽として話題!『ぐっすり眠るためのCDブック』のレビュー

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ぐっすり眠るためのCDブックのレビュー

ぐっすり安眠するためには、眠る前にいかにリラックスできるかが重要です。

ストレッチをする、あったかいお茶を飲む、半身浴をしているなど人によって眠る前の過ごし方は様々だと思います。

もし、こういった決まったことはしていないという方におすすめしたいのが『音楽』です。

音楽によるリラックスは音楽療法として医療の現場でも行われているほど効果のあるもので、また、ただ聴くだけなので自分でなにかするでもなく簡単にリラックスすることができます。

かくいう私も眠る前は音楽を聴くようにしていますが、一つだけ悩みどころがあります。

それは選曲です。

何を聴くかによってリラックスできるか、ぐっすり眠れるかどうかは変わってきてしまいます。

そんな中で以前から気になっていたCDがありました。それがこちらです。

ぐっすり眠るためのCD

その名も『自律神経の名医がつくったぐっすり眠るためのCDブック』です。(本の中にCDが付属されているという商品です。)

このCDブックは、音楽CDが全然売れないご時世の中で、累計16万部を超える売り上げを記録しています。

音楽CDの2016年の年間売上ランキングでいうとNEWSの『ヒカリノシズク/Touch』というシングルと同じくらいの売り上げ枚数です。(厳密にはこれは書籍で、1年間の売り上げ冊数ではありませんが)

ちなみにこれは第2弾で、第1弾のCDは53万部を超えています。

安眠のためのCDは結構多くありますが、その中でもずば抜けて売れているのが伝わったかと思います。

でも、そんなに売れていても本当に眠れるのか、それが誰もが気になるところだと思います。

そこで、今回は『自律神経の名医がつくったぐっすり眠るためのCDブック』を実際に聴いてみたレビューを書いていきたいと思います。







1.ぐっすり眠るためのCDの特徴

まず、こちらのCDがどんなものかその特徴について簡単に説明していきたいと思います。

①自律神経のバランスを整えることができる

このCDの一番の特徴は、自律神経を整えることを主眼としてつくられているというところです。

自律神経には、活動するための交感神経と休息のための副交感神経がありますが、健康な人であれば眠る時には副交感神経が優位になり、心拍数や体温も下がることで身体が睡眠モードとなってぐっすり眠ることができます。

しかし、仕事で気が張り詰めている、夜更かしが続いているなどが原因となって眠る時でも活動するための交感神経が活発に働き、眼が冴えて眠れなくなってしまうことがあります。

不眠に悩む多くの人はこの自律神経のバランスが乱れていることによって生じることが多いのです。

このぐっすり眠るためのCDブックは、そんな人の自律神経のバランスを音楽の力によって整えることで不眠を解消しようとするものです。

この本の著者である小林弘幸氏は、ロンドン大学付属病院など海外での臨床経験があり、現在は順天堂大学の医学部の教授をつとめている自律神経研究の第一人者といわれている人です。

本屋で自律神経に関する本を買おうとすると必ずこの人の名前を目にすることになります。

そんな人が自律神経が整う音楽とは何かを研究し、実験を重ねて医学的根拠のもとにつくったのがこのCDです。

CDを使用した実験では、多くの人が副交感神経が優位になり、リラックスしているときに出る脳波であるα波が高く観測されたようです。(実験結果には個人差があり、あまり変わらなかった人もいます)

②聞き流せるメロディとして曲がつくられている

良い睡眠のためには必ずしも良い曲、メロディが印象に残る曲が効果があるわけではありません。

好きな曲を聴いた後は、すぐに頭から離れずその余韻に浸ることもできるものですが、眠るという目線では頭に残ってしまっては眠りの妨げとなってしまうことがあります。

そのため、このCDの曲は、頭に残るというより自然に聞き流せる、身体の一部となるような曲で構成されています。

また、使われている楽器も基本的にキーボードのみ、あるいはキーボードとアコースティックギターのみという非常にシンプルな音の構成となっています。

③一定のテンポを維持した曲になっている

3つ目の特徴としては、1曲ごとに最初から最後まで同じテンポであることです。

チクタクチクタクという音を奏でる時計の針の音を聴いていると眠くなってきますが、速さが変わらず一定のテンポを刻む音は眠りを誘いやすくなっています。

これを意識してこのCDの曲は一定のテンポを維持すること、それもゆっくりのテンポで曲が構成されています。

と長々と文章で書いてきましたが、あくまでこれは理論上、理屈の話です。

リラックスできるかどうかはやはり音楽ですので実際に聴いてみないとわからないと思います。

サンプルですが実際のCDに収録されている曲をYOUTUBEで聴くことができます。

2.実際に聴いてみた感想

では、気になる実際に聴いてみた感想について述べていきたいと思います。

①曲の印象

まず、実際に聴いてみて最初に感じたのはとがった音がまるでないことです。

基本的に奏でられる音にはリバーブ(響くような音)が強くかかっていて頭につんと来るような音ではなく、非常に優しい音となっています。

どこかのホールで聴いているような立体感を際立って感じます。

次に感じたのは曲の中で盛り上がる部分がないこと。

通常、歌がある曲ならAメロ・Bメロがあってサビで盛り上げるといった曲の中でも山をつくるものですが、このCDに収録されている曲は同じ調子で曲が進み、同じメロディを繰り返すことが多いです。

また、楽しいだとか悲しいだとか特定の感情を湧き出させるような曲ではありませんでした。

この曲で何かを伝えたいというものではなく、あくまで精神を落ち着かせるためにつくった曲であると冷静に言われているような気がします。

たしかにこの曲は『聞き流す』という聴き方が正しいなと思います。

そして、特徴で上げた通り、すべての曲が非常にゆっくりで一定のテンポを刻んでいます。

②実際に眠くなるのかと正直な感想

気になる眠くなるかどうかというところですが、結論から先にいいますと、本当に眠くなります

単調な音、ゆっくりと一定のテンポを刻むリズム、まるで子守唄を聴いているような安心感を覚え、精神も落ち着いてくるというのが実感できます。

ただ、あんまり褒めるだけというのもあれなので、正直に言いたいと思います。

このCDの曲は眠くはなりますが、曲自体はあんまりおもしろくありません

聞き流せる曲としてつくられているので当然のことかもしれませんが、どの曲も同じような曲でどれがどの曲だかは正直わかりませんでした。

11曲が収録されていますが、11曲というより非常に長い1曲が流れているというような感じです。

イメージとしては、他人が運転する車で長距離移動をしていて、その中で聴いたことがない(あるいは興味がない)曲をずっと聞いていて眠くなるというような印象でしょうか。

この曲調をどう捉えるかで人によって眠くなるかどうか、あるいはおもしろくないので不快に感じてしまうか分かれてしまいそうではあります。(アマゾンレビューでも意見が分かれていました。)

そのあたりは、上に挙げたサンプルを聴いていただいて自分に合うかを判断してもらった方がいいかと思います。

総合的にこのCDを評価すると、100点満点でいえば50点くらいです。

買うかどうかで悩むのであれば買わなくてもいいでしょう。

個人的には眠くなると同時に音楽を楽しみたいという方には、以前ご紹介した『Dreams』の方がおススメです。

以下の記事で詳しく述べていますが、葉加瀬太郎氏や坂本龍一氏など名だたるアーティストの曲がオムニバス形式で収録されているので曲自体もすばらしいですし、これも医師がつくったCDなので実際に眠くなります。

眠れない夜に聴きたい!安眠できる音楽CD『Dreams』

※上の記事では収録されている曲を実際に視聴することができます。

あるいは、今はスマホのアプリを使えば睡眠のためのいろんな曲が無料で聴けるのでわざわざCDを買いたくないという方にはそちらもおススメです。

※スマホで安眠できる曲が無料で聴けるアプリについては以下の記事でご紹介していますので気になる方は是非ご覧ください。

これで寝つきの悪さを解消!安眠できる無料音楽アプリおススメ5選

ご紹介しておきながらおすすめしないという結果になってしまいましたが、読者の方の安眠やリラックスのことを考え正直に書かせていただきました。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

※この記事の内容は、あくまで筆者の個人的な感想です。音楽は人によって好みが分かれますし、このCDブックを卑下する意図は全くございませんのでご注意ください。










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