不眠を起こす病気

ストレスは危険?自律神経失調症の原因と3つのチェックテスト

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自律神経失調症のチェックテスト

前回の記事icon-external-link では、自律神経失調症の主な症状について説明してきました。

今回は、このような自律神経失調症がどうして起こるのか、その原因自分でもできるチェック法についてご紹介していきます。







1.自律神経失調症の原因

自律神経失調症は、自律神経の乱れによって生じる病気です。

この自律神経の乱れを引き起こす主な原因は『ストレス』です。

適度なストレスは人生のスパイスともなりますが、過度なストレスは心身にダメージを与えてしまいます。

通常、ストレスがかかると自律神経の中の交感神経が主に活発になりますが、ストレスが慢性的に続くと交感神経が緊張したままになってしまい、自律神経の調節機能がうまく働かなくなってしまいます。

このストレスには、仕事におけるプレッシャー、同僚や上司、友人などとの人間関係などの心理的なストレスから、夜型生活、暴飲・暴食などの生活の乱れによる身体的ストレスも含まれます。

特に夜型生活など生活リズムの乱れによる症状は近年増加傾向にあります。

本来、昼間活動しているときは交感神経が強く働き、夜眠る時には副交感神経が優位になるといった体内時計に合わせて自律神経は調節されています。

しかし、徹夜の仕事や夜遊びを繰り返していると、眠る時間になっても交感神経が活発になり自律神経の切り替えがうまくできなくなってしまいます。

そのため自律神経失調症を治していくためには、心理的ストレスを減らしていくことだけでなく普段の生活習慣も合わせて改善していく必要があります。

このほかにも、その人の生まれながらの体質性格ものの考え方なども自律神経失調症の発症に大きな影響を与えます。

2.自律神経失調症になりやすい性格

悩む男性

自律神経失調症の主な原因はストレスですが、ストレスの受け止め方感じやすさはその人の性格やものの考え方に大きく左右されます。

ストレスをうまく解消できず、ため込んでしまいがちな人、ストレスを感じやすい人はその分ストレスの影響を受けやすいため自律神経失調症になりやすいといえます。

以下のようなタイプの人はストレスをためてしまう傾向がある人です。症状に悩んでいる方はこれらのタイプにあてはまらないか確認してみてください。

①過剰適応型

過剰適応型とは、人からものを頼まれるとNOといえず、他人の都合にばかり合わせてしまうタイプの人です。

人づきあいがよく、親切な場合が多いですが、周囲との関係性を重視するあまり、他人に気を使いすぎてしまう傾向があります。

そのため、自分の気持ちを押し殺してしまうためストレスをため込んでしまうことが多くなってしまいます。

②感情未分化型

感情未分化型は、逆に他人の気持ちを考えることができず自己中心的な行動をしてしまうタイプの人です。

他人を思いやることが苦手なので対人関係でトラブルを抱えやすく、また、自分の感情をコントロールすることが得意ではないためストレスを感じやすい傾向にあります。

③タイプA型

タイプAとは、上昇志向が強く完全主義者で、他人との競争を好むタイプの人です。

このような性格の人は一般的に『タイプA』、あるいは『A型人間』と呼ばれています。

このタイプの人は自律神経失調症だけでなく心臓病などにもなりやすいといわれています。

非常に活動的で仕事もできるタイプですが、常に緊張していて交感神経を刺激しやすく、それが気づかぬうちにストレスとなって自律神経の乱れを引き起こしてしまいます。

④依存型

依存型は過保護に育てられた人に多いタイプで、何かと周囲を頼り、他人に依存してしまう人です。

人との距離の取り方が苦手で、頼る相手が取り合ってくれなかったり、愛情を与えてくれなかったりすると強いストレスを感じてしまいます。

ほかにも神経質、凝り性、几帳面、マイナス思考、強い正義感・責任感といったパーソナリティにあてはまる人も自律神経失調症になりやすいといわれています。

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3.ストレス度・ストレス耐性度のチェック

このように自律神経失調症とストレスは密接な関係にあるものですが、自分のストレスがどのような状態か、ストレスを感じやすいのかどうかを自分だけで把握することは難しいものです。

そこで、簡単に自分のストレスの状態がわかる2つの心理テストをご紹介します。

①ストレス度チェックリスト(SCL)

まずご紹介するのは、ストレス度チェックリスト(SCL)です。

これは日本大学で開発されたテストで、自分のストレスの状態、つまりどのくらいストレスがたまっているかを測るものです。

実際に心療内科でも使われている心理テストで、30の質問にあてはまるかあてはまらないか答えるだけの簡単なテストです。

数分でできますので気になる方は下記からチェックしてみてください。

ストレス度を測定する

②ストレス耐性度チェックリスト(STCL)

次にご紹介するのは、ストレスにどれくらい耐えられるか、ストレス耐性を測るテストです。

こちらも日本大学で開発されたもので簡単に自分のストレス耐性を測定することができます。

こちらも下記から数分で測定できるのでチェックしてみてください。

ストレス耐性度を測定する

4.自律神経失調症セルフチェック

これらのテストでストレスがたまっている、そして、症状が実際にあらわれているという方は自律神経失調症の可能性があります。

その場合は、心療内科での正確な診断と治療を受けることをおすすめしますが、自律神経失調症の症状は主観的なものが多く自分でも判断が難しいという方も多いと思います。

そこで、自律神経失調症かどうかを自分で確認できる自己チェックリストをご紹介します。

自律神経失調症の自己チェックリスト

以下の身体症状と生活状態においてあてはまると思うものをチェックしてください。

身体症状
疲れのために体がぐったりしたり、なかなか疲れがとれないということがよくありますか。
胸が締め付けられたり、息苦しくなることがよくありますか。
心臓がどきどきしたり、早く打って気になることがよくありますか。
あまり寒くないのに手足がひどく冷たくなったり、しびれや痛みを感じることがありますか。
食べると胃がむかむかして胃にもたれたり、食欲がなくなったりすることがよくありますか。
便秘と下痢を繰り返したり、腹が鳴る、腹が張るなどの症状がよくありますか。
よく肩や首がこったり、そのために頭が痛かったり重かったりして憂うつな気分になりますか。
緊張すると、手やわきの下に汗を多量にかいたり、身体がカーッと熱くなって汗をたくさんかくことがありますか。
耳鳴りがしたり、立ちくらみ、めまい、のぼせをよく経験しますか。
皮膚に発疹が出やすかったり、すぐに赤くかゆくなることがありますか。
生活状態
家庭・職場・学校など日常の生活の場面でいつも気にかかる未解決の問題を抱えていますか。
自分の明日の生活、将来の生活に焦りや不安があり、いつも精神的に不安定な状態にありますか。
仕事・家事・対人関係などで、いつも精一杯のことをやろうとして疲労困ぱいしてしまうことがありますか。
他人からよく思われたいと思って、他人の評価や視線を気にしていますか。
他人の意見やテレビ、雑誌などの情報に影響を受けやすい方ですか。
いつも顔を合わせる人に気を許すことができず、心の交流が少ないですか。
職場・学校・家庭内に、自分と感情的に対立しがちな人がいますか。
幼年時より病気がちで、身体的に自信がないため、いつも消極的ですか。
気分の良い時は頑張りすぎたりはしゃぎすぎたりしがちでも、調子が悪い時はやる気がなくなってしまいますか。
毎日の生活に生き生きとした感動がなくなり、どうして生きているのか自分でもわからないことがありますか。

チェックが終わったら、以下のことを確認してください。

  • 身体症状と生活状態のどちらか、あるいは両方に3つ以上あてはまる。
  • 身体症状が頭と皮膚、頭とお腹といった一見関係がなさそうな部分にあらわれている。
  • 身体症状が休息をとっても良くならない。または悪化している。

これらの項目にあてはまる場合、自律神経失調症である可能性が高いです。その際は、迷わず心療内科を受診してください。

まとめ:チェックテストはあくまで目安

以上、自律神経失調症の原因やチェック法などについてご紹介してきました。

各テストの結果はいかがでしたでしょうか。

ストレスがたまっているという結果が出たならば、今症状がなくても今後不調があらわれてくる可能性があります。その際は、まずゆっくり休むことから始めてみてください。

また、各テストであまり好ましくない結果だった場合は、悩まず心療内科で専門家である医師に相談してみることをおすすめします。

そして、これらのチェックテストはあくまで目安です。たとえテストの結果では問題がなさそうでも、症状で悩んでいる場合も一度病院で検査をしてみましょう。

※次回の記事では、自律神経失調症の病院での検査や治療法についてご紹介していきます。

やっぱり薬がメインなの?自律神経失調症の検査と3つの治療法

だるいのは病気のサイン?女性を悩ます自律神経失調症の10の症状
自律神経失調症を自分で改善する生活習慣のすすめ8選
まずは食事から!自律神経失調症を改善するために必要な4つの栄養素
悩む症状を軽減!自律神経失調症を改善する症状別20のツボ







参考:
・誰でもスグできる!自律神経失調症の悩みをグングン解消する200%の基本ワザ 監修 久保木富房
・最新改訂版 自分で治す女性の自律神経失調症 監修 大森啓吉
・最新版 自律神経失調症を治す本 村上正人 則岡孝子
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