睡眠

合わない枕はすぐ変えよう!枕による6つの影響と正しい選び方

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枕の選び方

最近起きたときに頭痛がする…昔から寝つきが悪くてぐっすり寝た気がしない…

こんな風に悩んでいる方、それはもしかしたら枕が自分に合っていないからかもしれません。

何気なく毎日使っている枕ですが、これが合っていないと様々な症状をもたらす恐れがあります。

枕は質の良い睡眠のためには実は重要な要素の一つなのです。

では、自分に合った枕をどう選べばいいのでしょうか。

今回は、この枕の正しい選び方について、合わない枕による影響も合わせてご紹介します。







1.合わない枕による6つの影響

あなたは今使っている枕は自分に合っていると感じていますか?

ある調査によると、全体の2割の人が普段使っている枕に不満を持っていることがわかっています。

ちょっと不満があるけど枕を変えるのも面倒だから我慢しようと思っている人もいると思いますが、合わない枕を使ったままでいると以下のような様々な身体の不調を引き起こします。

  • 首の痛み・肩こり
  • 不眠・イライラ
  • 手のしびれ
  • 頭痛・めまい
  • 腰痛
  • 顔のむくみ・首のしわ

枕の大きな役目は首をしっかり支えることです。

高すぎる枕、低すぎる枕など合わない枕を使うことは首、正確には頸椎(けいつい)という首の骨に負担がかけてしまうことになります。

背骨の図

出典:『腰の痛み』全解説 – 腰痛の種類、原因、症状、治療法、予防法など

頸椎には様々な神経や血管が通っていて身体のいろんな部分に繋がっています。その中でも重要なのが自律神経です。

①不眠・イライラ

合わない枕により頸椎を圧迫すると、自律神経の中でも覚醒時に活発になる交感神経を過度に緊張させてしまいます。

これにより身体は起きている状態に近くなり、寝つきが悪くなるといった不眠の症状や神経過敏によるイライラを発症しやすくなってしまいます。

②首筋の痛み・肩こり

また、交感神経の緊張は血管を収縮させ血行を悪くします。これによりまず影響か出るのが首周辺で、首筋の痛み肩こりとなってあらわれてきます。

そして、血行が悪くなると身体全体、特に手などの末端部分への血の巡りも悪くなってきます。これを末端循環障害といい、手のしびれの原因となるものです。

③頭痛・めまい

さらに、身体だけでなく脳への血の循環が悪くなると頭痛めまいといった症状が生じてきます。

枕が原因の頭痛は重苦しく鈍い痛みであるのが特徴で、朝起きてすぐに痛むようであればその可能性は高まります。

枕によるめまいも朝起きてすぐに起きる傾向があります。目の前がグルグルと回るようなめまいが朝からするのであれば枕を疑ったほうがいいです。

※ただ、頭痛やめまいは枕だけでなく他の病気によって生じることもあります。繰り返しこのような症状が起きる場合は、まず病院で診断を受けることをおすすめします。

合わない枕の影響はこれらの交感神経による症状だけではありません。

④腰痛・首のしわ・顔のむくみ

意外にも腰痛顔のむくみ首のしわとしてあらわれることもあります。

人の背骨は、上の画像のように横から見ると首の部分は前に、胸の部分は後ろに、そして腰の部分は前にとS字を描くようにカーブしています。

このカーブがバネのように働くことによって二足歩行でも重い頭を支えることができます。

しかし、S字カーブがきれいに描けていないとバランスよく支えることができず、どこかしらに負担がかかり異常が生じてきます。これは寝ている時も同じです。

枕が高すぎたり、低すぎたりすることで首の部分の背骨がS字カーブを描けなくしてしまうと、他の部分、つまり腰に痛みがあらわれてしまいます。

また、女性にとって顔がむくんで見えるのは極力避けたいものですが、この顔のむくみも枕によって生じる場合があります。

特に低すぎる枕を使っていると生じやすくなります。

低すぎる枕を使うと後頭部が心臓よりも低くなり、血液が頭に上ってきやすくなります。また、さきほども述べたように合わない枕は血流が悪くなるのでこれもむくみの原因となってしまいます。

逆に高すぎる枕を使っていると首にしわができやすくなります。

あごを引くと誰でも首に横じわができますが、高い枕で寝たときも同じ状態になります。

もちろん一時的にしわができるくらいであれば、首を伸ばせばすぐ元通りになります。

しかし、横じわになっている状態で何時間も何日も眠っていると、このしわが次第に固定化されてしまい元に戻らなくなってしまいます。

2.枕の正しい選び方

では、このような症状が出ないような枕をどのように選べばいいのでしょうか。ポイントは、枕の高さ大きさ、そして枕の素材の3つです。

①枕の高さ

枕選びで重要なポイントはいかに首をしっかり支えられるかです。

人間の背骨は横から見るとS字にカーブしていてこの状態がどこにも負担がかからず好ましい状態であることは先ほど述べました。

睡眠時もこのS字の状態が最も負担が少ないのですが、このS字を維持するために必要なのが枕です。

枕は頭だけでなく首の曲がり具合をしっかり固定する重要な役割があり、これをきちんと果たすためには自分に合った高さ選ばねばなりません。

自分に合った高さは、枕の専門店等に行けば専用の測定器であるプレスシェイパーという器具で測ることができます。

プレスシェイパー

出典:すいみんはうすKitaya

一般的には首から枕の下までが男性で7~8cm女性で5~6cm、後頭部から枕の下までが男性で5~6cm女性で3~4cmほどです。

枕の高さ

また、後頭部から枕の下までの長さは自分の拳の高さとだいたい同じぐらいといわれています。

実際に寝てみた感触では、自分の好みの高さは理想的な高さより高めになることが多いのでそれより少し低めくらいを選ぶようにするのがポイントです。

②枕の大きさ

枕の大きさというと多くの人が肩幅かそれより小さいくらいのサイズのものを使っている人が多いのではないでしょうか。しかし、枕の理想的なサイズはこれよりももっと大きくなります。

枕の大きさの基準は寝返りをうっても枕から落ちてしまわないかどうかです。

人は1日におよそ20回ほども寝返りをうつといわれています。寝返りは、眠っているときの身体の血流の悪さを解消したり、体温を調節したりする役目のある重要なものです。

しかし、寝返りをうって枕から落ちてしまうと目を覚ましてしまうこともあります。これを防ぐためには、枕の中心に頭をのせた状態から身体を両側に半回転させても落ちないサイズを選ぶ必要があります。

一般的には横幅が60cm以上、縦幅が40cm以上あればいいとされています。

また、枕というと頭から首あたりまでのサイズのイメージがありますが、これよりもっと広く肩口ぐらいまでのものを使うと首の負担が少なくなります。

③枕の素材

枕の中に入っている素材には、昔から使われているそば殻からポリエステル、羽毛、ウールなど多くの種類がありますが、素材に関しては自分の寝心地が良いものという視点で選んでかまいません。

これは、自分が子どもの頃から使っている素材がよいと思う人が多い傾向がありますので、昔使っていた枕の素材を確認してみるのもいいと思います。

また、素材には寝心地以外にも手入れ法や通気性などの特徴が異なります。特に洗濯ができるかどうか清潔な枕を使用するために重要なポイントです。

これらの点からも自分がよいと思ったものを選ぶようにしましょう。

icon-check-circle 代表的な素材の特徴

通気性 吸湿性 放湿性 弾力性 洗濯 寿命
そば殻 不可 1~2年
羽毛 ドライのみ 2~3年
ポリエステル 2~3年
ウール ドライ 3年
パイプ 不可 4~5年
ウレタン 不可 2~3年

 

まとめ:実際に寝てみてから枕を選ぼう

以上、合わない枕による影響枕の正しい選び方についてご紹介してきました。

長々と文字で説明してしまいましたが、結局は店頭で実際に寝てみた感触が一番大切です。特に素材による硬さは好みが分かれるところなので注意が必要です。

枕専門店や家具専門店では専門の店員がいるので、いろいろと相談もできます。

枕は人生の1/3は時間を共にする人生の重要なパートナーです。自分に合った枕をじっくり選んで快適な眠りを手に入れましょう。

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