睡眠

実は危ない?絶対に知っておきたい睡眠不足の6つの影響とリスク

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あなたは最近眠る時間をちゃんと確保できていますか?

仕事に、家事に、子育てにとやることが多すぎてついつい削られてしまう睡眠時間。

しかし、この睡眠時間、不足してくると体や心に予想以上のダメージを与えているんです。

「肌に悪いのは知ってるけど…」と漠然と不安を感じている女性の方は特に多いのではないでしょうか。取り返しのつかなくなる前に睡眠不足のリスクを知っておきましょう!

ということで、今回はこの睡眠不足による6つの影響をご紹介します!これを知ったら今日の夜は早く寝たくなるはず!







1.死亡率が2倍に!?心臓病のリスクが高まる!

いきなり死亡率!?しかも2倍!?と驚く方も多いでしょうが、これは厚生労働省が出している数字なので信ぴょう性はかなり高いです。

睡眠時間が4時間以下の人は、睡眠時間が7~8時間の人と比べると冠動脈性疾患による死亡率が『約2倍』となるようです。

〇冠状動脈性心疾患 / CHD(かんじょうどうみゃくせいしんしっかん)

心臓に血液を供給する冠動脈で血液の流れが悪くなり、心臓に障害が起こる病気の総称。
心臓の心筋に十分な血液が供給されないために起こる病気で、心筋に血液を供給する冠状動脈の血流が悪くなることによって生じます。狭心症、心筋梗塞が冠状動脈性心疾患に含まれます。

引用:e-ヘルスネット 情報提供

4時間以下というとかなり短い特殊な例だと思われるかもしれませんが、6時間未満の人から狭心症や心筋梗塞の有病率が上がると同じ報告から言われています。いつも6時間未満の方というと当てはまる方は結構いるのではないでしょうか。

睡眠不足は、脈拍を高めて高血圧・動脈硬化の原因となり、心臓への影響は避けられません。徹夜明けに、『動悸がする…』と感じることってありますよね。要注意です。

2.意外と知らない!睡眠不足が太る原因だった!

睡眠不足のせいで肌が荒れるといったことは有名ですが、太るということはあまり知られていないのではないでしょうか。海外の大学の研究では、睡眠時間が7~9時間の人と4時間以下の人を比べるとなんと『1.73倍』も肥満になりやすいことが分かったそうです。

でも、なぜ睡眠と肥満が関係しているのでしょうか。

これには、『レプチン』と『グレリン』という2つのホルモンが関係しています。

レプチンとは、脂肪組織でつくられるホルモンで、脳の満腹中枢に働きかけて食欲を抑える働きがあります。しかし、睡眠が不足してくるとこのレプチンの分泌量が減ってしまい、満腹感を感じにくくなってしまうのです。

そして、2つ目のグレリンですが、こちらは胃でつくられるホルモンで、食欲を増進させる効果があり、睡眠不足によって分泌量が増えてしまいます。

レプチンの減少で満腹感が感じにくくなり、しかも、グレリンの増加でさらにもっと食べたくなってしまうのです。

また、睡眠が不足していると通常より高カロリーのものが食べたくなってしまうことが研究で分かっています。

睡眠不足と肥満にはこうした科学的根拠によりつながっていたのです。

そもそも、睡眠不足ということは夜長く起きているのでその分間食をする機会が多いということも挙げられます。ダメだってわかってるんですけどどうしても寝る前ってお菓子とか食べちゃいますよね・・・。身に覚えがあるのは私だけじゃないはずです。

3.糖尿病やがんといった生活習慣病になるリスクも

肥満や高血圧も生活習慣病に含まれますが、睡眠不足はその他にも糖尿病がんの原因ともなります。

糖尿病には体内ホルモンの一つである『インスリン』が大きく関わっています。

インスリンとは、すい臓からつくられるホルモンで血糖値を下げる役目を果たします。例えば、食事をとった際には、このインスリンが分泌され血糖値を下げるよう働きかけます。

しかし、睡眠不足の状態では、このインスリンの働きを弱めてしまうのです。

正確には、このインスリンを分泌してもその反応が鈍くなってしまう状態のことを『インスリン抵抗性』といいます。このインスリン抵抗性のせいで血糖値が下がりにくくなってしまい、糖尿病の原因となってしまいます。

また、睡眠不足と合わせて肥満によっても、このインスリン抵抗性が増すため注意が必要です。

そして、睡眠不足はがんの要因ともなります。

そもそも、睡眠中は交感神経ではなく、副交感神経が強く働き、この間は免疫力が高まるとされています。この免疫力はがんのもととなる悪い細胞を退治する働きがあります。

しかし、睡眠が十分にとれていないと、この免疫力が弱まり、また、交感神経の緊張状態が続き『活性酸素』が発生しやすくなります。この活性酸素ががんのもととなる悪い細胞の発生を促してしまうのです。

4.気になる肌荒れはやっぱり睡眠不足が原因

睡眠不足の影響の4番目はずばり『肌荒れ』です。これは、皆さんよく知っていると思いますが重要なことなので何回も言います。睡眠不足はお肌にとっても悪いんです!

睡眠中には日中に受けたからだのダメージや疲労を修復する『成長ホルモン』が分泌されます。この成長ホルモンは病気やけがを治すのに重要な役目を果たしています。

これは肌でも同じです。つまり、睡眠が十分にとられていないと、肌のダメージをそのままにしてしまい、結果として肌荒れが起きてしまうのです。

また、肌がきれいになるには『新陳代謝』が重要です。この新陳代謝により肌が新しく生まれ変わることで肌がきれいになります。

しかし、睡眠不足により疲労がたまると、体の新陳代謝も悪くなります。本来、新陳代謝が活発に行われるのは睡眠中であり、この睡眠中にこそ『コラーゲン』がつくられるのです。コラーゲン皆さんご存知ですよね?美肌には必須のあれです。

この成長ホルモンとコラーゲンがうまく機能しないことで肌荒れを起こしてしまうのです。

さらに、これも有名ではありますが睡眠不足は『ニキビ』の原因ともなります。

睡眠不足によってストレスが生じ、交感神経が活発になってくると『男性ホルモン』が大量に分泌されます。

男性ホルモンは皮脂の分泌量を増やしてしまう作用があるだけでなく、角栓のつまりを引き起こす作用もあります。これらの作用のせいでニキビが発生してしまうのです。

どんなに高い美容クリームを塗るよりもまず『睡眠をよくとること』が重要なのです。

5.酔っ払いと同程度!?注意力と作業能率の大幅な低下

皆さん徹夜で寝ないで仕事や勉強をした経験はおありですか?あまり寝ないで作業すると頭がボーっとして、いつもならやらないミスを犯してしまったりしまうことがあると思います。

ある研究では、朝8時から午前3時まで起きていた人の認知・精神運動能力を測定すると、血中アルコール濃度が0.05%の時と同程度までに下がったという研究結果が報告されています。(0.05%ってどのくらいだか実感がわかないかもしれませんが、酒気帯び運転で逮捕されるのが0.03%以上で、体重65kgの人が缶ビール(350ml)1本飲めば超えるといわれているような状態です。)

さらに、朝8時から翌朝の8時まで起きていた人の場合は、0.1%(およそビール大瓶1本飲んだ時と同じぐらい)の時と同程度まで低下するそうです。

ほかの研究でも、睡眠時間が短い人が運転をすると追突事故や自損事故の発生率が上昇するといわれています。

睡眠不足の状態での運転は大変危険ですので絶対にしないようにしましょう。

また、かの有名なソ連のチェルノブイリ原発事故やアメリカのスリーマイル島の原発事故も作業員の睡眠不足が原因の一つとして挙げられています。

たかが睡眠不足と侮ってはいけません。

もちろん一般の人はこのような大事故を引き起こす現場にいるとは限りませんが、仕事で大きな失敗をしてしまったり、大事な人に大きな迷惑をかけてしまう可能性があることは容易に想像できます。

6.脳が縮む?認知症・アルツハイマーとの関連も

シンガポール国立大学で信じがたい研究結果が発表されています。睡眠時間が1時間短いと脳の中にできる隙間が1年ごとに0.59%拡大し、次第に脳が縮んでいくというのです。脳が縮むなんて恐ろしすぎますね。

この調査は、55歳以上(平均67歳)のシンガポール人を対象としたもので、2005年から2年ごとに脳や認知機能の検査と睡眠時間と睡眠の質についてのアンケートなどを行った結果明らかになったそうです。

そして、この調査から脳が縮むだけでなく認知能力も1年ごとに0.67%低下するようです。認知機能の低下は、認知症やアルツハイマーの発症につながる危険性があります。

また、アルツハイマーの発症には『アミロイドβタンパク質』が原因であるとされています。

アミロイドβタンパク質とは、いわば脳細胞の老廃物でこれが溜まってくるとほかの脳細胞を傷つけてしまう悪い物質です。

最近の研究では、このアミロイドβタンパク質は睡眠中に脳から除去されていくことがわかってきています。

ですから、睡眠不足が続いてくるとこの悪い物質がほかの細胞に悪影響を及ぼし、アルツハイマー病の発症につながってしまいます。

アルツハイマーなんて70歳とか80歳とかの高齢の時にかかる病気だから今はまだ関係ないと思ってしまうかもしれません。

しかし、睡眠不足によるアミロイドβタンパク質が10年20年のといった長いスパンで蓄積されることによって生じるのがアルツハイマーです。まだ若いから大丈夫と安心してはいけません。

まとめ:睡眠は非常に大事な生活習慣です!

以上、睡眠不足による6つの影響とリスクをご紹介してきました。ほかにも、睡眠不足はうつ病や便秘といったたくさんの悪影響を及ぼす重要な要素です。

もちろん、上に挙げた影響は極端な例も多く、すぐにはこのような状態にはならないかもしれません。

しかし、今日は仕事が忙しいから、今日は遅くまで用事があったから仕方ないと簡単に短くできてしまうのが睡眠時間です。

そして、何かと時間に縛られてしまう現代社会では十分に睡眠時間を確保することが難しいというのが実情だと思います。

だからこそ、強い意志をもって今の生活習慣を変えていくことが、現在だけでなく将来の健康を維持するためには必要なのです。

今後の自分のためにもう少し『睡眠』にも気を付けようと思っていただけたら幸いです。










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